【パワハラ】 内定学生がSNSによるパワハラで自殺
皆さま、こんにちは。
ハラスメント協議会でございます
早いもので、もう金曜日ですね
なぜか今週はとても早かった気がします、、
兵庫県に緊急事態宣言が発令され、
ドラッグストアなど一部のお店を除いて
多くのお店が休業しています。
いつもは明るく人も多い街が
閑散としているので、
事態の重大さを改めて感じました
緊急事態宣言がGW明けまで続くというこで、
授業が休みになっている学生さんや、
入社後の研修がまだ受けれらず待機になっている
新入社員の方々が今後どうなるのか、
気になっています
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今回は正式に入社する前の学生さんが、
人事担当者からパワハラを受け、自殺してしまいました、、
【事件の概要】
大手電機メーカー「パナソニック」の子会社である
「パナソニック産機システムズ」への就職が内定していた
22歳の男子大学生が入社直前の2月に自殺してしまいました。
この会社では研修の一環として男子学生を含む内定者20人全員を
SNSの交流サイトに登録させ、
人事担当の管理職は内定者に対して、
毎日閲覧し投稿するよう求めていたそうです。
管理職は投稿などが入社後の配属先にも影響するとした上で、
「僕は露骨にえこひいきするからね。なめるなよ」
「丸坊主にして反省を示すか?」など自ら投稿していたようです。
遺族はこれらがパワハラに当たり、
その結果、男子大学生は自殺したとして、
会社に対して謝罪や損害賠償を求めることにしています。
パナソニック産機システムズは、
行きすぎた指導だったとした上で自殺の原因となった可能性があるとして
「誠に申し訳なく謹んでおわび申し上げます。
事実を厳粛に受け止めこのような事態を繰り返さないよう、
再発防止に取り組んで参ります」などとコメントしています。
パワハラは同じ職場で働き、
立場の強い人が弱い人に対して行うものというイメージが
強いかもしれません。
しかし今回のように、
内定はもらっているが、まだ正式に入社していない人に対しても
パワハラは起こり得ます。
さらに、今回のようにまだ入社していない学生は
社員として働いている人よりも
立場は低く、経験値や知識量も少ないため、
パワハラから受けるダメージはさらに大きいと考えられます。
人手不足が叫ばれている今、
新しい人材を受け入れる企業側は、
学生や新入社員など貴重な人材を
上手くどう育てるかが重要になってきそうですね